 喘息（気管支喘息・アレルギー性喘息） |
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原因
喘息はアレルギーにより発作性の呼吸困難を伴うものであり、中国医学では、肺に水気が留まり、外気の邪気により変調をきたし生じるといわれています。
気管支喘息とは、気管支の炎症が慢性化することで、気道過敏性の亢進、可逆性の気道狭窄をおこし、発作的な喘鳴、咳などの症状をきたす病気です。
炎症がくり返し起こるので、ゼーゼーしたり、胸苦しさや咳が出て呼吸困難を起こした状態を喘息発作といいます。
気道の狭窄は、花粉、チリダニの糞や死がい、ゴキブリの分泌物、羽毛、動物の皮膚からはがれた鱗屑など、さまざまなアレルギーの原因となる物質を吸いこんだことがきっかけとなって起こります。
肥満細胞の表面で免疫グロブリンEと結びつくと、肥満細胞から喘息を起こす化学物質が放出され、これが原因の喘息をアレルギー性喘息といいます。
タバコの煙、冷たい空気、 ウイルス性感染症なども喘息発作を起こし、喘息の患者は運動後に気管支収縮を起こすことがあります。ストレスや不安が原因となることもあります。
症状
喘息の患者の中には、症状がなく、ごくたまに短時間の軽い息切れがみられるだけの人がいます。
常にせきや喘鳴（ぜんめい）があり、ウイルスへの感染や運動の後、アレルゲンやタバコの煙などの刺激物質を吸いこんだ後などに、ひどい発作を起こす人もいます。
鍼治療の主な対象は気管支喘息で、発作は真夜中から明け方に多く、ひどくなると起座呼吸を呈します。
喘息発作は、喘鳴やせき、息切れを伴って突然始まり、喘鳴は息を吐き出すときにおこります。
患者はまず息切れ、せき、胸が締めつけられるような感じになり、発作は数分間で治まることもあれば、数時間から数日間続くこともあります。特に子供の場合、胸や首のかゆみが初期症状ということがあります。
きわめて重症の喘息発作では、空気がほとんど肺に出入りしないため、喘鳴は小さくなり、意識障害、昏睡、チアノーゼなどの酸素の供給が非常に低下している徴候がみられる場合は救急治療が必要です。
治療
東洋医学的にみれば肺気、腎気を補い、肺の機能改善、腎の納気機能回復をはかり、痰の除去をはかる。
清熱と痰の除去をはかり、肺の機能を改善する治療を行う。
治療として、肺兪、心兪、隔兪、腎兪、厥陰兪、膻中、鳩尾、巨闕、中脘、天枢、三陰交、太渓、洞刺、兪府、或中、風門、天柱、喘息穴（Ｃ７，Ｔ１の外側１寸）、気喘穴（Ｔ７の外側２寸）
また灸として隔兪変動穴（隔兪の周囲）、肩甲骨周囲の圧痛点に治療をする。
パルス療法・・・・・プラス通電（合谷,太淵）、マイナス通電（欠盆）
最後に患者さんの状態によってはキネシオテーピングで症状を緩和させます。 |
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| 咳 |
原因
気道が刺激されると、咳が出ます。細菌やウイルスによる呼吸器感染症は気道に炎症をおこします。
アレルギー性物質も気道に炎症を起こします。
乾性咳漱・・・・・痰を伴わないもの：突き上げるような咳で、しばしば嘔吐を伴う。咳の中でもっとも激しいもの。
湿性咳漱・・・・・痰を伴うもの：ゼイゼイ、ゴホンゴホンという、痰をともなう咳です。かぜ、気管支炎、気管支喘息、肺がんなどは症状が悪化してなります。
症状
咳型喘息の特徴はまずは空咳で痰を供なわない咳です。
時間帯は深夜から早朝にかけて咳がおおくなります。
他に原因となる病気がないのにいつまでも咳だけが続く。
咳は数ヶ月から、ひどい場合は１年以上続くことがある
風邪の後におこることが多い
ゼーゼー、ヒューヒューや呼吸困難はない
ほとんど痰はない。
冷たい空気やタバコの煙を吸うと咳き込みやすい。
会話、電話、運動などのときに咳き込みやすい。
風邪薬や咳止めを飲んでも効かない。
気管支拡張薬が有効。
胸部レントゲン検査で異常がない。
アレルギー素因のある人に多い。
女性に多い（男：女＝１：２）
治療
鍼灸治療には世界保健機構（WHO)でも下記の効果を認めており、この効果により適切なツボを治療することにより症状を軽減、解決を早めることが出来ます。
パルス療法・・・・・プラス通電（合谷,太淵）、マイナス通電（欠盆）
肺兪、定喘、魚際、合穀、尺澤、定喘にお灸、刺鍼をいたします。
最後に患者さんの状態によってはキネシオテーピングで症状を緩和させます。 |
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Acupuncture Clinic TEL 042-455-5828
