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味覚障害
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味覚障害










原因
味覚障害は味蕾、神経、脳のいずれかに障害が起き、味覚に異常が生じる疾患です。
甘味、酸味、塩味、苦味、甘味という5つの人間の味覚の基本味があり、味覚障害の部位では、味覚の受容器である味蕾の障害が多いとされています。
味蕾は舌表面の細かいひだや舌の付け根付近の粘膜部分に存在し、口の中全体では約9000個あるといわれ、味蕾の内側にさまざまな味に反応する味細胞があり、口に入った食品は味蕾にある味覚受容器の中の線毛を刺激し、神経線維(味覚をつかさどる脳神経で顔面神経と舌咽神経)から信号を脳へ伝達し、脳はその信号を翻訳して味として認識します。
味細胞は10日位のサイクルで新しい細胞に生まれ変り、新陳代謝に必要な酵素をつくる際に亜鉛が必要となり、十分な量の亜鉛がないと酵素は働かず、そのため新細胞が作れなくなり味蕾は機能しなくなります。
味覚を正常に保っていくために味覚細胞は新陳代謝を繰り返しおこなう必要があり、新陳代謝がうまくいかないと味覚障害を起こします。
味覚障害にはいくつか種類があります。
薬剤性味覚障害
多くの種類の薬を飲まれている方に多く、薬の作用によって亜鉛(Zn)の吸収障害が起こり味覚に変化がでて、いわゆる副作用(薬害)です。
亜鉛欠乏性味覚障害
身体が亜鉛を吸収しにくくなっているか、または亜鉛、鉄分などのミネラル、ビタミンなど調整栄養素の摂取不足などから起こります
特発性味覚障害 
原因不明で一過性に起こります。
心因性味覚障害
神経が細やかな方に多く、ストレス社会では非常に増えていて、仮面うつ症、不安神経症などを併発されている方に多く発症します。
風味障害
味覚ではなく嗅覚に変化が生じた場合に起こります。
全身疾患による味覚障害
代謝障害が多いのですが、腎障害、肝障害、糖尿病などによって全身のホルモンバランスなどが大きく崩れた影響で味覚神経にまで影響を与え発症します。
口腔・唾液腺疾患味覚障害
舌炎、口腔乾燥症(ドライマウス)などをから起こり、鉄分の欠乏症などからも起こるといわれます。
顔面神経など末梢神経障害による味覚障害
味覚神経が顔面神経にあり、何らかの原因で顔面麻痺や中耳炎などが起こりそれに近い味覚神経に影響が出てきて起こります。
中枢性障害による味覚障害
脳梗塞を含む脳血管障害などの影響で味覚中枢に影響が生じます。
遺伝子疾患
遺伝子的な先天的な要素でおきます。
症状
味覚異常の訴えは女性に多く、年齢的には女性が40歳代、男性は50歳代から増加がみられます。
症状として、口の中が酸っぱい感がある、味付けが濃くなる、甘いものが甘く感じない、食事の味がわからない、食事がまずいというような変化が起こる。
治療

鍼灸治療は味覚細胞の新陳代謝を促進し、味覚をつかさどる神経線維を刺激し、神経線維の働きを改善する効果があるといわれています。
取穴として廉泉、金津、玉液、下関、迎香、風池、合谷、足三里

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