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風邪
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風邪


風邪とは、急性の上気道の炎症(鼻炎、咽頭喉頭炎、扁桃炎)を総称したもので、大部分が、かぜウィルスと呼ばれるウィルス群の感染により起こり、普通感冒(鼻かぜ等)、流行性感冒、(インフルエンザ)、咽頭結膜炎(プール熱)などがあります。中国医学では「風」という病気の邪により引き起こされる病気と言う意味で、発熱・寒気を主体とする症状を風邪に侵されたと考えていました。発熱、悪寒、鼻水、咳、のどの痛み、頭痛、全身の倦怠感、などの症状を引き起こす病気をまとめて風邪(かぜ)と言われるようになりました。

風邪の症状
鼻づまり

侵入したウイルスの刺激で鼻粘膜の静脈が拡張し、透過性が高まり血管から血液成分の一部がしみだし、組織がふくれ鼻粘膜が腫れ、鼻づまりをおこします。
鼻 水
鼻腺・杯細胞などから出る分泌物と血管からでる血液成分の混合物で、炎症によって鼻粘膜の中にある肥満細胞からヒスタミンという物質が分泌され、神経を刺激し、鼻腺・杯細胞から鼻水が分泌されます。

細胞の死骸や病原体、気道粘膜が炎症を起こした為に分泌された水分やムチン、それに白血球などが合わさった粘液状のものを言います。
くしゃみ

鼻に入ってきたウイルスや異物を排除しようとする体の防御反応で、ウイルスなど異物の刺激を感知すると鼻粘膜にある知覚神経が刺激され、空気を吸い込み、胸の筋肉を収縮し圧縮させ一気に吐き出すのが、くしゃみです。

気道に入ってきた異物や痰を排除しようという体の防御反応で、異物やウイルスによって気道粘膜に炎症が起こり、その刺激が迷走神経を通して脳にある延髄の咳中枢に信号が送られ、咳中枢が興奮し異物を排除しようとして、横隔膜と肋間筋を収縮させ咳がおこります。
のどの痛み
のどにウイルスが感染し組織が損傷を受けると、細胞からプロスタグランジンが産生され、炎症をおこし、のどに痛みを感じるとともに血管が拡張し赤い腫れが生じます。
発 熱
ウイルス感染による全身の反応で、脳の視床下部にある体温調節中枢にプロスタグランジンという物質が作用して発熱をおこし、発熱はウイルスに対する防御反応の一つで熱はウイルスの増殖を抑え、抗体を作るのを助ける働きがあります。

風邪の予防方法
うがい

インフルエンザのウイルスは気道の粘膜に取り付くと約20分で細胞の中に取り込まれますので、うがいが必要です。
手洗い

風ウイルスは手、顔、衣類等にも付着し、その他公共のものなどにも付いていますので、手洗いが重要です。
マスク
咳1回で約10万個、くしゃみ1回で約200万個のウィルスが放出され、くしゃみでは3m、咳では2m先まで届きますので、マスクが必要となります。
保温
寒さで、鼻・のど・気管などの血管が収縮して線毛の動きが鈍くなり、線毛の働きが悪くなるとウイルスが侵入しやすくなります。保温することにより、風邪の予防に十分価値があります。
加湿
風ウイルスの中でも、冬に流行するインフルエンザウイルスなどは湿度に極めて弱い性質がありますので、部屋の湿度を上げることは、インフルエンザの予防に非常に効果的です。
人混みを避ける
人が多く集まる所では、風邪のウイルスに接触する機会が多くなりますので、マスク、手洗い、うがい等をする必要があります。
その他
風邪の治療の基本は、安静、保温、栄養、水分の補給であります。

自分で簡単に出来る治療方法

風邪によるくしゃみ、鼻水
顔の鼻のすぐ横(鼻孔のすぐ外側)の迎香(げいこう)というツボを手の中指の腹で20回ほど強弱をつけて押すと症状が緩和します。
風邪によるのどの痛み、咳
前側の首の付け根の鎖骨と鎖骨の間のすぐ上のへこんでいる部分のツボが天突(てんとつ)で、このツボを人差し指の腹で押します。また使い捨てカイロで温めるのもいいです。
風邪による寒気
首を前に倒したときに、背側の首の付け根で一番飛び出ている骨(頚椎)のすぐ下の大椎(だいつい)のツボの周囲を使い捨てカイロなどで温めます

風邪による頭痛
こめかみから目尻に中指をすべらせ、少しくぼんでいるところに太陽(たいよう)のつぼがあり、 親指の腹でツボを20回ぐらい押し当てると効果があります。
風邪による倦怠感
手の親指の付け根の外側の手のひらとの境目より手首に2cmよりの魚際(ぎょさい)というツボがあり、反対側の親指の先を当てゆっくり押して揉んで、痛いと感じるくら いの強さで20回位押します。

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