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花粉症
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花粉症







原因
植物の花粉により生体側に抗体(IgE)ができ、組織内の肥満細胞表面のIgE抗体に抗原(花粉)が結合すると、肥満細胞からヒスタミン、SRS‐Aなどが分泌され、目のかゆみ、異物感、充血、むくみ、流涙などが起こり、目やにが出ます。症状としてくしゃみ、水様性鼻汁、鼻閉、目のかゆみが四大徴候で、眼症状としてのかゆみ、充血、なみだ目が代表的な症状です。花粉症はその花粉の飛散が終了するまで続きます。誰もが花粉を吸い込むことにより症状を現すのではなく、アレルギーを起こしやすい体質を持った人が発症します。杉、ヒノキ、イネ科植物、ブタクサ(秋季)などの花粉やハウスダスト、ダニの死骸が鼻の粘膜の1番表層の部分に取り込まれて、そこでアレルギー反応を起こすことが原因となります。ディーゼルエンジン車の排気ガスの成分も鼻の粘膜を傷害し発症要因として挙げられています。花粉などのアレルギーの無い人も長期間、異物である花粉を吸い続けると身体に抗体ができてしまい発症してしまいます。花粉症の原因となる花粉の種類は多く、日本では50種類以上の原因花粉が分かっています。花粉症を引き起こす風媒花には、樹木ではスギやヒノキの他にシラカンバ、ハンノキ、ケヤキ、コナラ、ブナ、オオバヤシャブシなどがあり、草本ではカモガヤなどのイネ科の花粉症が多く、他にブタクサ、ヨモギなどキク科の植物があります。花粉の飛散時期は、スギ、ヒノキなどの樹木では春が中心、イネ科の場合は初夏、キク科の場合は真夏から秋口に飛散します。
東洋医学的には、アレルギー性鼻炎になる原因には外因(花粉やカビなど)内因(身体が弱った状態)があります。花粉症は肺や脾臓の機能が落ちて気虚になり、さらに症状が進むと腎虚と言って腎臓の働きが弱ります。肺は蓄痰の臓器で弱ると痰が溜まりやすくなり、鼻水や透明の痰が多くなります。脾臓は冷たい物、甘い物、脂っこい物の摂りすぎでその働きを損ねます。 腎臓は水に関係する臓器なので、薄着や冷たい飲み物で乾燥の状態は腎虚となり発症すると考えます。
症状
花粉症の主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみとされ、これを花粉症の4大症状で代表的な症状です。一度発症すると多くの場合、来シーズン以降も同様の症状で悩まされることになります。花粉が引き起こす症状は鼻や口だけではなく、喉や気管の粘膜に付着した花粉が喉のかゆみや咳の発作を起こしたり、顔など露出している皮膚に花粉が付くと顔が火照ったり、湿疹や皮膚炎が起こります。頭が重くなったり、倦怠感や熱感、イライラなどの全身症状も起こり、肉体的にも精神的にも大きな苦痛を伴います。
治療
鍼灸治療には世界保健機構(WHO)でも下記の効果を認めており、この効果により適切なツボを治療することにより症状を軽減、解決を早めることが出来ます。鍼灸治療は、花粉症科患者の組織内肥満細胞表面のIgE抗体産生と、IgE抗体に抗原(花粉)が結合するを抑えると言われています。初期治療は花粉が飛び始める1ヶ月前位から始めるのが効果があり、12月~1月に治療を開始し、あらかじめ体の免疫力を向上させ、IgE抗体の産生を抑えれば、症状が出ないか緩和されます。急に花粉症の症状が出てきた場合にも鍼灸治療は効果があります。
治療としては

禾髎、印堂、頭面(前頭正中髪際より1寸)、四白、夾鼻(鼻骨と鼻軟骨の接合部より小鼻上縁を結んだ線上の1/2)、迎香、承泣、晴明、鼻通,上星、
百会、天柱、風池、大椎、風府、
足三里、前谷、合谷を刺鍼いたします。

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