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小児の下痢、慢性的な下痢
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小児の下痢、慢性的な下痢






慢性的な下痢
原因
正常な便では60-90%が水分です。下痢は主に水分が90%を超えた結果です。薬、ウイルスや細菌や寄生虫感染症、食事、ストレス、化学物質、腫瘍、過敏性腸症候群や炎症性腸疾患などの慢性疾患、吸収不良症候群といったさまざまな原因により下痢が起こります。
症状
滲出性下痢

大腸粘膜が炎症を起こし、潰瘍を形成したり充血したりして、タンパク質、血液、粘液、その他の体液を分泌し便の量と水分量を増加させます。
このタイプの下痢は、潰瘍性大腸炎、クローン病、結核、リンパ腫や腺癌などのさまざまな病気が原因で起こります。
分泌性下痢
小腸と大腸が塩化ナトリウムと水分を便中に分泌するときに起こります。コレラ菌や、ある種のウイルスに感染したときに産生される毒素によって、この分泌が起こります。
カンピロバクターによる感染症や、クリプトスポリジウムなどの寄生虫による感染症も水分の分泌を促進します。
浸透圧性下痢
血液中に吸収されない物質が腸内に残存するために起こる下痢です。
この吸収されない物質が、便中に過剰の水分を残留させるので下痢が起こります。
糖の代わりに使われているヘキシトール、ソルビトール、マンニトールなどの糖類が浸透圧性下痢を引き起こします。
ラクターゼの欠乏症も浸透圧性の下痢を起こします。ラクターゼは正常なら小腸にみられる酵素で、乳糖をブドウ糖とガラクトースに分解して血液中に吸収できるようにします。
乳糖不耐症の人が牛乳を飲んだり乳製品を食べたりすると、乳糖が消化されません。乳糖が小腸に蓄積すると浸透圧性下痢を起こします。
下痢の器質的障害での下痢は殆ど無く、下痢の場合は蠕動運動が異常に高まるとされています。
このバランスの調整の治療が必要となります。
腸の働きをスムーズに行うのは、腸壁の筋肉で、自律神経によって支配されています。
このバランスが崩れると下痢が発生するわけです。
下痢では脾の失調により湿を生じ、便の水含有量が増えるために起こるとされています。
これらの症状を緩和させる治療をいたします。
治療
下痢の治療は
梅花穴(中脘の周り4穴)、臍四辺穴、水上穴、また崑崙、梁丘に灸療法で治療する。
足三里、三陰交、中脘、内関、合谷、大腸兪、脾兪、太沖、陰陵泉、裏内庭

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