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背中痛、脊椎過敏症
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背中痛、脊椎過敏症












原因
背中の痛みは胸腹部各臓器の疾患の影響で、出る場合があり、背中の痛みが、各臓器の働きに影響することもあり、脊柱側彎症・脊椎過敏症・変形性脊椎症・脊椎の圧迫骨折・肋間神経痛・帯状疱疹・内臓疾患・姿勢異常のような疾患が考えられます。
脊柱側彎症
脊柱が左か右に曲がっている状態で、脊柱側彎症は先天性脊柱側彎症、後天性側彎、特発性脊柱側彎症に分類されます。
先天性脊柱側彎症は先天性に椎骨の形態に異常があって曲がっているものをといいます。
後天性脊柱側彎症として疼痛性側彎(腰椎椎間板ヘルニア)、麻痺性側彎(背筋力のバランスがくずれて起こる)などがあります。
特発性脊柱側彎症(原因不明のもの)
脊椎過敏症
脊椎の一部に過敏性の強い痛みが起こる状態で、背中の背骨を触ると、ゴツゴツとした棘状突起があり、ここを押したり、触ったときに、激痛のはしる病気を脊椎過敏症と呼んでいます。背中の痛みと圧迫感を主とし、精神的な状態や体質によるものと考えられています。
神経質・敏感な人に多く、精神的・肉体的ストレスが原因といわれていて、20歳前後の未婚女性に多く、一種の自律神経失調症と考えられています。
変形性脊椎症
脊椎に老化性変化で椎間板が狭くなり、神経圧迫によって、背中の痛みとして表れてきます。
頸椎に起これば変形性頸椎症、腰椎で起これば変形性腰椎症といいます。詳しくは変形性頸椎症、変形性腰椎症のページをご覧ください。
脊椎の圧迫骨折
背中の胸椎の突起をたたくと激痛がはしります。特に高齢者で骨粗鬆症の人が多いです。高所から墜落して尻もちをついたときにもよく起こります。
肋間神経痛
肋間神経痛とは肋骨に沿って走る肋間神経が、何らかの原因で痛むことで、普通は片側に起こり、針で刺されたような鋭い痛みが時間は短く繰り返し起こります。
深呼吸や咳などで痛みが誘発され、中年以降に多いです。(詳しくは肋間神経痛のページをご覧ください)
帯状疱疹
肋間神経に沿って水疱を伴う発疹と神経痛を起こす病気があり、片側に起き、、皮膚の水疱が治った後も長期に強い痛みが残ることがあります。
帯状疱疹ウイルスの感染による病気で、一定の神経の領域に沿って小さな水疱が多数でき、すぐに潰れてアフタになります。
時に三叉神経痛が残ることがあり、顔面神経の領域に出ると、顔面神経麻痺、耳の部分の水疱、耳鳴りなどの症状を示し、ラムゼイ・ハント症候群と呼ばれます。
内臓疾患
心臓、肺、肝臓、胆嚢、腎臓、胃腸疾患があると、背中が知覚過敏になることがあり、急性や慢性膵炎で、腎盂腎炎も発熱と片側の背中の痛みが出現し、背中をたたくと痛いのが特徴です。
姿勢異常
長時間同じ姿勢(出産後の女性も含む)を続けると、肩こりや背中の痛みの原因となります。
症状
脊柱側彎症の症状
側方に曲がるだけで無く、側方に曲がっている部分は回旋する場合が多く、脊柱の左右方向への彎曲と捻れが強くなると、脊柱の前後方向の彎曲が変化し、胸椎であれば背中の丸みが失われ、腰椎であれば腰骨の反りが無くなってきます。
左右方向への彎曲が30度を超え、10度以上の捻れが生じてくるころには脊柱の前後方向の彎曲の異常がはっきりしてきます。
肩の高さが異なり
腋下の左右非対称
ウエスト部分の左右の高さの差
肩甲骨の高さの差
脊椎過敏症の症状
脊椎過敏症は、脊椎の一部に強い痛みを感じる病気で、胸椎の中間部にある数椎の棘突起あたりに鋭い痛みを感じます。
胸椎の中央かやや高いところに多く生じるのですが、限られた背骨を圧迫すると痛みを訴えるものでありますが、、カリエスのように脊柱を曲げにくいこと(脊柱不撓性)はありません。
治療
鍼灸治療では、痛覚神経の痛みの伝達を遮断することにより、脊髄の傷害性刺激に対しての反応を抑制します。また、脳のエンドルフィンを増やし、脳のカテコールアミンは減らし、脳のモルヒネをも増やし、これらによって、鎮痛が得られる効果があります。
治療として阿是穴、風池、風府、大椎、肩髃、天宗、風門、肺兪、後渓、曲池、次髎、上髎、腰眼、大腸兪、腎兪、委中、崑崙を患者さん一人ひとりにあわせて治療いたします。
トリガーポイント療法としての筋郡への治療
中背部痛

前鋸筋、下後鋸筋、肋間筋、脊柱起立筋、腹直筋、広背筋、棘下筋、

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