症状 東洋医学的にみて 気虚タイプの場合 疲れなどで、気の量・機能が低下して、新陳代謝や内臓の働きが弱っている状態です。軽いむくみが、顔や足に現れ、休むと回復します。気力や元気がない、疲れやすい、声に力がない、風邪をひきやすい、息切れしやすい。 気滞タイプの場合 ストレスなどにより、気の流れがスムーズでなくなり、部分的に気が停滞している状態です。むくんでいるところを押すとすぐ戻ります。イライラしやすい、憂鬱感がある、げっぷやおならが出やすい・おなかが脹る・胸脇が脹って苦しい、痛む場所が変化する。 陽虚タイプの場合 慢性疲労や長期にわたる疾患などにより、体を温める機能が低下している状態です。むくみは下半身に現れ易く、押すとへこんで戻りません。全身または手足が冷える、寒がりである、軟便、下痢、冷えると悪化し、温めると軽減、胃腸が弱い。 湿熱タイプの場合 暴飲暴食・脂っこいものや辛いもの、酒などの過剰摂取により、体に余分な水(痰飲)と熱が発生している状態です。むくみは全身、特に腹部にみられ、暑がり、汗かき、吹き出物、赤ら顔、食欲旺盛、痰がよく出る、肥満となります。 寒湿タイプの場合 胃腸が弱く冷たい物の飲食や体が冷えて、体に溜まった水が冷えて固まっている状態で、足が重だるい、疲れやすい、下痢、局部または全身の冷え感、胸苦しい、悪心嘔吐、痺れがあります。 治療 水(津液)の流れを調整すれば鍼灸治療によって血流の悪さ、冷えを改善することでむくみを解消することができます。 全体治療として、 足三里、陰谷、豊隆、陰陵泉、水分、人迎、懸鐘、三陰交 気虚タイプの場合 気滞タイプの場合、気の流れをスムーズにし、むくみの改善を図ります。 陽虚タイプの場合治療として体を温めながら、冷え症状を徐々にとっていき、自分で体を温める力を引き出すことで、むくみの改善を図ります。 湿熱タイプの場合 治療としては、体にたまっている余分な水(痰飲)と熱の発散を促すことで、むくみの改善を図ります。 寒湿タイプの場合 このタイプの治療として胃腸機能を高め、水分代謝を促し、むくみの改善を図ります。 パルス療法・・・・・マイナス通電(完骨)、プラス通電(外関・内関)