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慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)
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慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)









原因
慢性腎炎は慢性糸球体腎炎で、腎臓の実質に慢性の炎症が起こり、徐々に腎臓の機能低下をきたす疾患の総称で、慢性糸球体腎炎は症状に乏しいのが特徴です。
慢性腎炎は免疫や血液凝固系の異常、糸球体の濾過などが関係すると考えますが、原因はまだよく分かっていません。
急性腎炎が治りきらずに慢性化し、慢性腎炎になる場合もあります。
慢性糸球体腎炎の大部分はびまん性糸球体腎炎であり、日本では腎炎の半数近くがIgA腎症といわれています。
IgA腎症
IgA腎症発症は10代後半から30代前半に多く、やや男性優位です。
IgA腎症は糸球体にIgAという免疫グロブリンが沈着している特徴から、IgA腎症と呼ばれています。
IgA腎症原因となる抗原は明らかではありませんが、IgA抗体が沈着して発症すると考えられています。
血尿がほぼ所見で、肉眼的血尿、多くは上気道感染や腸炎の2〜3日後に出現します。
蛋白尿はあっても軽度で、ネフローゼ症候群や高血圧を合併する頻度はわずかです。
IgA腎症の発症原因は、なんらかの免疫学的要素が考えられ、ウイルスや食物タンパクが生体のIgA抗体産生を促し、抗原抗体結合物のかたちで糸球体に沈着し、糸球体腎炎を起こすのではないかと推定されています。
微小変形型ネフローゼ症候群
微小変形型ネフローゼ症候群は腎生検では糸球体にほとんど病変を認めませんが、ネフロ−ゼ症候群を呈するのが特徴です。
小児のネフロ−ゼ症候群の80%以上、成人では30%以上が微小変形型ネフローゼ症候群です。
微小変形型ネフローゼ症候群は原因は不明ですが一種のアレルギー反応と考えられて、腎不全に進行するのは稀です。
メサンギウム増殖性腎炎(IgA腎症以外)
糸球体のメサンギウム細胞の増加を認め、IgA腎症以外の色々な腎炎の総称です。
メサンギウム増殖性腎炎は急性腎炎や、妊娠中毒の後遺症として見られる場合もあります。症状は様々で、再発性、持続性血尿や慢性腎炎症候群を呈しますが、他の症状で発見されることもあります。
メサンギウム増殖性腎炎は20年後には30〜40%が腎不全になることも判ってきました。
膜性増殖性腎炎
成人のネフローゼ症候群の30〜80%を占め、膜性増殖性糸球体腎炎は一般に二つに分けます。一つは腎臓の糸球体だけに病気がある場合(原発性膜性増殖性糸球体腎炎)と他の臓器にも病気があり、同時に腎臓の糸球体に病気が生じる場合(続発性膜性増殖性糸球体腎炎)です。
原発性の膜性増殖性糸球体腎炎は頻度が少なく、多くの場合は小児期に発病します。
巣状糸球体硬化症
糸球体の一部から硬化が発生し、巣状糸球体硬化症の多くは原因不明(特発性)です。
巣状糸球体硬化症は急激な全身浮腫、大量の尿蛋白、高度の高脂血症、赤血球、顆粒円柱、尿蛋白選択性低下、高血圧などが見られます。
半月体形成性腎炎(急速進行性腎炎)
半月体形成性腎炎は比較的稀な腎炎で、原因は不明ですが、自分自身の白血球に対する抗体(ANCA)が原因の一つと考えられます。
症状としては急速進行性腎炎症候群を呈するのが特徴で、急速に腎不全に進行し、慢性腎炎の中で最も予後の悪いもので、時に肺出血などの肺の病変を伴うことがあります。
症状
浮腫、尿量の低下、高血圧、血尿が主症状です。
急性腎炎症候群
約半数の人には症状が無く、症状がある場合には、体液の滞留、浮腫、尿量の低下、血液を含んだ赤黒い血尿、顔面やまぶたのむくみ、脚のむくみが目立つようになります。
腎機能が損なわれるのに伴って、血圧が上昇、頭痛、視覚障害、重度の脳機能障害などが生じ、高齢者では、吐き気や全身倦怠感などの非特異的な症状が見られます。
急速進行性糸球体腎炎、
脱力感、疲労感、発熱の初期症状で、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、関節痛、腎不全が発症する1カ月ほど前からインフルエンザの症状、、尿がほとんど出なくなることがあります。
慢性腎炎症候群
普通は何年にもわたって非常に軽微な症状しか生じないため、ほとんど病気に気づかないまま経過しますが、浮腫、高血圧、腎不全に進行することがあり、かゆみ、疲労感、食欲減退、吐き気、嘔吐、呼吸困難が生じます。
顔や足の浮腫、肉眼的血尿を認めた場合、IgA腎症である可能性があります。
血尿の中でも鮮やかな色の場合は、尿路系の結石や腫瘍、炎症によるものを疑います。
高血圧は慢性腎炎の症状で、頭重感、肩こりなどを自覚することもあります。
治療
慢性腎炎に対する鍼灸治療は、
腎機能強化を目的とした治療と、血液循環改善及び免疫系のバランス是正を目指した治療を行います。慢性腎炎の腎臓の血液循環を改善し、腎機能の回復を促進する効果があるといわれています。
治療穴として、腎兪、大腸兪、大巨、照海、京門、命門、足三里、関元、三陰交、気海、中極、内関、章門、陰陵泉、気海、腎熱穴(T7,8の間、外0.5寸)、腎 脊穴(L2の外0.5寸)特に施灸が効果的である。

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